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モーニングアフターピルを服用する際知っておいてほしいこと


低用量ピル・中用量ピルを緊急避妊薬として使用する際、知っておかねばならないことが3つあります。 1つ目は、既に妊娠していないことを妊娠検査薬で確かめて下さい。以前の性交渉で既に妊娠していれば、緊急避妊薬としての効果は当然ありません。 2つ目は確実性に乏しいと言うことです。プリベンの妊娠回避率は、75%程度とも言われています(失敗率は2%、パールインデックス換算26)。絶対視することは危険です。失敗率についてはこちらを参照のこと 失敗する原因の一つに副作用のため嘔吐してしまうことが挙げられます。吐き気止めを同時に服用したり、服用後すぐ寝てしまうなどの対策を考えましょう。

もし、服用後すぐに嘔吐してしまったら、飲み直すようにします。直後に飲み直すか、12時間間隔をあけた3回目の服用をするかは、状況によりますから主治医の先生とご相談してみましょう。 3つ目は、副作用が強いということです。中用量ピルと比べて4倍、低用量ピルに比べて8倍の用量になりますから、かなりキツイと考えて下さい。吐き気など服用中の副作用だけでなく、血栓症などの副作用もそれだけ高くなると考えておいた方がよいでしょう。 モーニングアフターピルは、あくまで緊急避難的な方法であり、普段から避妊の事をしっかり考えるようにしましょう。 なお、低用量ピル服用途中に飲み忘れなどがあり服用を中止した場合には、服用を中止するだけで緊急避妊法と同じ効果が得られることがあります。生理日を調整する方法について書いたページの「生理日を早めたい場合」も参照してください。 ※ピルを緊急避妊薬として用いる処方法については、ご存じでない産婦人科医もいます。 以下のような処方例もあるようですが、私としては疑問に思っています。 @用量過多 中用量ピル4錠+中用量ピル4錠の処方がなされる例があるようです。 一日あたりのエストロゲン摂取量が400マイクログラムにもなり、危険だと思います。 また嘔吐も起きやすく、失敗の原因になる可能性があります。

A服用間隔 24時間間隔での服用を指示している例があるようです。 使用される中用量ピルの種類によっては、12時間間隔と効果の差はないかもしれません。 しかし、12時間間隔の服用法が取られているのには、理由があります。 血中のプロゲストーゲン濃度は第1回目の服用後2時間程度でピークとなり、下降し始めます。 12時間後の服用で第1回目のピークより高い第2回目のピークが出現します。 より高いプロゲストーゲン濃度のピークを形成させるためには、12時間間隔の服用がベターではないかと思われます。 B86時間以後の服用 緊急避妊法は72時間までなら可能とされています。 この72時間の意味は以下の通りです。 72時間後に第1回目を服用すると、第2回目の服用は86時間(3.5日)後になります。 消退出血がその3日後に来るとすると、性交渉から6.5日後になります。 これで受精から着床までに要する7日間より早く消退出血を起こさせることができます。 つまり、「72時間以内」は着床より早く消退出血を起こさせるために逆算した数字です。 86時間以後に2回目3回目の服用を指示している例があるようですが、 これでは消退出血が起きる前に着床してしまいます。 ※排卵日まで数日のゆとりがあると判断される場合には、排卵日を遅らせる処方を組み合わせることも可能です。 この処方は日本では知られていませんが、場合によっては有効です。

 

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